WordPressのエディタを使って記事を書いていると、エディタの機能がいまいちだと感じることが多くないでしょうか?
WordPressのエディタ機能は昔からあまり標準機能として拡張されていない感じがします。
WordPressのバージョンが4.9.8になって、プラグインでエディタ機能の拡張がなされていて、次回のバージョンアップでは標準機能として搭載されるっぽいのですが、今後のバージョンアップに期待といったところでしょうか。
将来的なWordPressのバージョンアップに期待していても仕方がないので、今回はWordPressのエディタの機能を簡単に拡張してくれるプラグインについてご紹介していきたいと思います。
こんな方によんでいただけると参考になるかと思います。
- WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインにはどんな機能があるのか知りたい方
- WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインで実際に有効なプラグインはどれなのかを知りたい方
- WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインにどの様なプラグインを選定すればよいかわからない方
そもそもWordPressのプラグインにはどのような機能があるのか知りたい方は以下を参照してください。
それでは早速おすすめのプラグインをご紹介していきたいと思います。
■目次(読みたいタイトルをタップ、クリックすることで移動できます)
エディタを拡張してくれるおすすめのプラグイン
WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインは以下の3個をおすすめします。
- AddQuicktag
- TinyMCE Advanced
- Classic Editor
これらのプラグインはものぐさSEが実際に使用しているおすすめのプラグインです。
でも自分が使っているだけじゃ本当にいいかどうかわからないですよね。
なぜこれらのプラグインをおすすめするのかをご説明していきたいと思います。
これらのプラグインをおすすめする理由
WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインの機能を整理すると、エディタにどのような機能を拡張する必要があるのかの傾向が見えてきます。
ですので、そのプラグインの機能について整理して、それぞれの機能にフォーカスしてプラグインを比較していきたいと思います。
そして自分が考える独自のプラグインの評価基準と合わせてプラグインを比較することで、ベストなプラグインを選定することが可能となるということです。
各機能の説明
それでは、それぞれのプラグインの機能についてご説明していきたいと思います。
クイックタグ関連
WordPressのエディタが提供する機能としてクイックタグというものがあります。
簡単に説明すると、複雑なHTMLやCSSおよびJavascriptを組み合わせた一連のコードをタグというカッコで囲った短いコードに事前登録しておくことで、即時にそのコードを呼出してエディタ内の記事に挿入することができるタグをクイックタグといいます。
このクイックタグを生成して登録し、すぐに呼び出すことが可能となる機能のことです。
この機能を使うことで何回も繰り返し挿入する必要があるコードをすぐに挿入できるようになるため、記事作成の時短につながります。
是非とも導入したい必須機能となります。
画像関連
WordPressのエディタに簡単に画像を挿入することができるようになる機能となります。
画像はインターネット上からダウンロードした画像を選択することが可能となるため、わざわざインターネット上に画像を探しに行く手間が省けます。
ただ逆に言うと、インターネットを探せば最適な画像を見つけることができるため、必須の機能ではありません。
あると便利な機能といったところです。
機能ボタン追加
WordPressのエディタが標準搭載してない機能をボタンとして提供してくれる機能です。
クイックタグの機能と似ていますが、クイックタグではボタンまでは登録してくれませんが、機能をボタンとして追加してくれる機能となります。
ワンクリックでエディタに反映できてしまうため、便利な機能となります。
こちらもほぼ必須の機能となります。
旧エディタサポート
WordPressのバージョン4.9.8以降から、新しいエディタが提供されました。
新エディタでは、実際のWEBページの見え方に近い表示に変わりました。
そのため、新エディタに対応できていないプラグインのために、旧エディタを提供してくれる機能となります。
こちらも将来的には不要となると思いますが、現時点では互換性のために入れておく必要があります。
現時点では必須の機能となります。
プラグインの比較選定基準
プラグインの選定については、基本的に以下の観点で比較し選定していきたいと思います。
WordPress.orgの公式ホームページ上に登録されているか
公式ホームページ上に登録されていることで、一応は審査されているプラグインとなるのである程度信頼できるプラグインかどうか判断できます。
評価の星の数が多いか
公式ホームページ上で利用しているユーザーの評価者の数と評価の星の数が表示されています。
なるべく多くの評価者が高い星の数を付けているプラグインを選びます。
アクティブダウンロード数が多いか
公式ホームページ上で利用しているユーザのダウンロード数がわかります。
ダウンロード数が多いプラグインの方がユーザーに支持を得ていると推察できますので、なるべくダウンロード数が多いプラグインを選びます。
最新バージョンと互換性があるか
WordPress本体の最新バージョンに対応しているかを確認します。
WordPress本体のバージョンが上がっているにもかかわらずプラグインの対応がなされていない場合は、そのプラグインはあまり更新されておらず、バグ修正もあまりなされていない可能性があります。
ですので、WordPress本体のバージョンに対応しているプラグインを選びます。
日本語対応しているか
やっぱり設定ページの文言等は日本語で表記されている方が分かり易いです。
なるべく日本語対応されているプラグインを選びます。
プラグイン比較
それでは機能と評価基準をもとにプラグインを比較していきたいと思います。
まずは、分かり易いように比較表を作成します。
機能と評価基準をもとにしたプラグイン比較一覧
実際に機能と評価基準をもと抽出した比較表をもとに比較一覧にした表が以下の通りです。
プラグイン比較表
プラグ イン名 | Add Quicktag | Pixabay Images | TinyMCE Advanced | Classic Editor |
---|---|---|---|---|
クイック タグ関連 | 〇 | × | × | × |
画像関連 | × | 〇 | × | × |
機能 ボタン 追加 | × | 〇 | 〇 | × |
旧エディタ サポート | × | × | × | 〇 |
公式HP 登録 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
評価数 | 42 | 23 | 272 | 50 |
評価の 星の数 | 5 | 4 | 4.5 | 5 |
アクティブ ダウンロード 数 | 100,000+ | 40,000+ | 1,000,000+ | 200,000+ |
最新バージョン との互換性 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本語対応 | × | × | 〇 | × |
総評 | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
比較結果
WordPressのエディタを拡張するプラグインを比較した結果としては以下の通りです。
まず、プラグイン自体の数としてはそんなに多くありませんでしたし、全ての機能を網羅したような機能はありませんでした。
自身のブログで必要な機能を満たしてくれるプラグインを素直に導入すればよいかと思います。
それではそれぞれの機能にフォーカスしてプラグインを評価していきます。
「AddQuicktag」ですが、こちらはクイックタグを作成して登録できるプラグインとなります。
そしてそのタグを挿入できるようにプルダウンをエディタ画面に表示してくれます。
アクティブダウンロード数も高く評判もいいです。
総評を〇としています。
入れておいて損はしないプラグインです。
「Pixabay Images」ですが、こちらはPixtabayといういつも自分も好んで利用している無料の画像提供サイトがあるのですが、ボタン一つでそちらの画像を検索できる画面が起動できて、その検索結果から画像を選択すると自動で画像をダウンロードして記事の中に挿入することが可能となるプラグインです。
ただ、画像のサイズ等を選べなかったり、最適な画像が無いと結局はインターネット上に取りに行かないといけなくなったりするため、あまりおすすめはしないプラグインとなります。
総評を△としました。
「TinyMCE Advanced」ですが、こちらは標準搭載されているボタンでは足りない機能をボタンとして追加してくれる機能を提供しているプラグインです。
アクティブダウンロード数も多く、評価も高いです。
取り消し線や文字サイズの変更等多くの便利なボタンを提供してくれるので、是非導入したいプラグインです。
総評を〇としています。
「Classic Editor」ですが、こちらは旧エディタをサポートしてくれる機能を提供してくれるプラグインです。
新エディタが安定するまでは、旧エディタで運用することをおすすめしますので、是非導入したいプラグインです。
総評を〇としています。
まとめ
今回の比較結果として、おすすめするWordPressのエディタを拡張してくれるプラグインは以下の3個となりました。
- AddQuicktag
- TinyMCE Advanced
- Classic Editor
他にもボタンとして追加してくれるプラグインが存在していますが、WEBのデザインを改善してくれるプラグインの中で紹介しているプラグインと重複していたりもしますので、重複を避けるために割愛しています。
WEBのデザインを改善してくれるプラグインも導入の参考にしてください。
また、画像関連の機能で満足できるプラグインがありませんでしたが、必須機能ではないので問題は無いかと思います。
WordPressのエディタを拡張してくれるプラグインを利用する際の参考にしていただければ幸いです。
最後に、全体的なWordPressのおすすめするプラグインについて知りたい方は以下でまとめて紹介していますので参考にしてください。
今回おすすめしたプラグインについて
今回おすすめしたプラグインの公式ホームページへのURLを載せておきますので、よろしかったらどうぞ。