父が亡くなったことをきっかけに、父母のスマホ契約を自分が整理することになりました
長年そのままになっていたdocomo回線は、ほとんど使っていないにもかかわらず、月1万1000円程度かかっていました。
このままだと出費が痛いので、見直しすることにしました。
契約は父のスマホと母のガラケーの2回線の契約となっていました。
母のガラケーは使っていないので解約しました。
ただし、父の電話番号はすぐに解約せず、残すことにしました。
- SMS認証に使われている可能性がある
- 各種サービスに登録されているか把握しきれていない
- 父の旧友から連絡が来る可能性がある
そのため、「電話番号を維持しながら、できるだけ安く運用する」という方針で、docomoからmineoへMNPすることにしました。
結果として、月1万1000円程度かかっていた回線を、mineoの「マイそく Dプラン デュアルタイプ ライト」に変更し、月660円まで下げることができました。
ただし、実際にやってみると、eSIMの切り替えや、高齢者のスマホ運用には思った以上に苦戦しました。
この記事では、らくらくホン F-53EをmineoへMNPした実体験をもとに、高齢の親のスマホ料金見直しで感じたことをまとめます。
今回の目的は、「スマホを便利に使うこと」ではなく、父の電話番号を維持しながら、不要な通信費を減らすことでした。
- 高齢親のdocomo回線をmineoへMNPした理由
- らくらくホン F-53Eでmineoを選んだ理由
- ワンストップMNPとeSIMでハマった点
- 月1万円超の回線を月660円まで下げた実例
- 高齢者にスマホを持たせる難しさ
なぜ高齢の親のスマホ料金を見直そうと思ったのか
もともと父と母は、それぞれdocomo回線を長年利用していました。
しかし、父が亡くなった後に契約内容を確認すると、ほとんど使っていない回線にもかかわらず、月1万1000円程度かかっていました。
特に、母のガラケーはほぼ使われていない状態でした。
さすがに、ほぼ未使用の回線へ毎月1万円以上支払い続けるのは厳しいと感じ、料金見直しを行うことにしました。
高額プランのまま長年放置されていた
契約内容を確認すると、ドコモMAXのような高額プランのまま維持されていました。
おそらく、店舗で勧められるまま契約し、その後見直されていなかったのだと思います。
高齢親のスマホ契約では、この状態はかなり多いのではないでしょうか。
- 本人が料金プランを理解していない
- 家族も契約内容を把握していない
- ほとんど使っていない
- 見直しのきっかけがない
気づかないまま、毎月高額料金だけ払い続けているケースは普通にあります。
父の電話番号は残したかった
母のガラケーは解約することにしましたが、父の電話番号は残すことにしました。
理由は単純で、どこに登録されているか把握しきれていなかったからです。
- 銀行
- ネットサービス
- SMS認証
- 各種会員登録
- 知人からの連絡
今の時代、電話番号は単なる通話手段ではありません。
本人確認インフラの一部になっています。
そのため、いきなり解約して番号を失うのはリスクが高いと感じました。
実際、銀行やネットサービス、サブスクなどはSMS認証と紐付いているケースが多く、家族側で把握できていないと後から困ることがあります。
パスワードや認証情報を家族でどう管理するかについては、以下の記事でも整理しています。

なぜ楽天モバイルではなくmineoを選んだのか
格安SIMへの変更を考えたとき、最初に候補として考えたのは楽天モバイルでした。
しかし、今回利用したかった端末は、らくらくホン F-53Eです。
楽天モバイルで問題なく使えるかが分からず、最終的にはmineoを選びました。
らくらくホン F-53Eで利用できるか不安だった
らくらくホンのような高齢者向け端末は、一般的なiPhoneやAndroidスマホよりも、格安SIMでの利用情報が少ないことがあります。
実際に調べても、楽天モバイルで問題なく利用できるのか判断しきれませんでした。
その点、mineoのDプランなら利用報告があり、docomo回線をそのまま利用できる安心感がありました。
実家ではdocomo系回線の方が安定していた
実家はもともと電波がかなり弱い環境でした。
そのため、回線品質も重要でした。
料金だけで見ると他にも安い選択肢はありますが、高齢親の回線では「安いから」で選ぶと失敗しやすいです。
- 今の端末で使えるか
- 実家で電波が入るか
- 電話番号を維持できるか
- 家族が管理できるか
今回は、mineoのDプランが一番無難だと判断しました。
契約したプランは「マイそく Dプラン デュアルタイプ ライト」
今回契約したのは、mineoの「マイそく Dプラン デュアルタイプ ライト」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス | mineo |
| 回線 | Dプラン |
| タイプ | デュアルタイプ |
| プラン | マイそく ライト |
| 月額料金 | 660円(税込) |
今回の目的は、電話番号維持が中心です。
大量のデータ通信や高速通信は不要だったため、最小限のプランで十分でした。
ワンストップMNPはかなり便利だった
今回のMNPでは、従来のMNP予約番号方式ではなく、ワンストップMNPを利用しました。
ワンストップMNPでは、MNP予約番号を発行する必要がありません。
移転先の契約手続きの中で、そのままMNPできます。
実際にやってみると、これはかなり楽でした。
オンラインだけで手続きが完結した
手続きは自分が行い、オンラインだけで完結しました。
本人確認はマイナンバーカードで実施しました。
ただし、親とは離れて住んでいるため、実家へ帰ったタイミングで作業しました。
高齢親のスマホ契約では、この「実機を触りながらの作業」が地味に大変です。
- 本人確認
- 端末操作
- 認証SMS確認
- 設定作業
オンライン完結といっても、完全に遠隔だけで済むとは限りません。
eSIM切り替えでは思わぬ落とし穴があった
今回、一番ハマったのはeSIMの切り替えでした。
物理SIMではなくeSIMを選んだ理由は、SIM到着を待ちたくなかったことと、物理SIMの発行費用が高かったからです。
しかし、実際にはeSIM設定で混乱し、再発行費用までかかってしまいました。
docomo側のEID入力がかなり面倒だった
eSIM申請時には、EIDの入力が必要でした。
EIDはeSIM関連の識別番号ですが、とにかく長いです。
これを手入力する必要があり、かなり面倒でした。
一文字でも間違えそうで、想像以上に神経を使います。
たぶんコピペで済むやり方もあると思いますが自分は見つけられませんでした。
プロファイルの手動ダウンロードで混乱した
Android側では、「eSIMプロファイルを手動ダウンロードする」ような流れになっていました。
しかし、実際には端末側で自動的にダウンロードされていたようです。
その状態で手動ダウンロードを行ったため、エラーになりました。
こちらとしては手順通りに進めているつもりなので、「失敗したのでは?」と勘違いしました。
eSIMを削除してしまい、再発行費用がかかった
混乱した結果、失敗したと思い込み、eSIMを削除してしまいました。
しかし、実際には正常に切り替わっていた可能性があります。
結果として、eSIMの再発行が必要になり、440円の再発行費用が発生しました。
| 発生したこと | 内容 |
|---|---|
| 状況 | AndroidでeSIM切り替え中 |
| 手順 | プロファイルを手動ダウンロード |
| 実際 | 自動ダウンロード済みだった可能性 |
| 勘違い | エラーが出て失敗と思った |
| 結果 | eSIM削除 → 再発行 |
| 費用 | 440円 |
eSIMは便利ですが、端末によって挙動が違うため、思った以上に分かりにくいと感じました。
eSIM設定中にエラーのように見えても、すぐに削除しない方が安全です。端末側で自動設定されている可能性があります。
通信費は月1万1000円程度から月660円へ下がった
結果として、通信費は大幅に下がりました。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 契約先 | docomo | mineo |
| 用途 | ほぼ未使用 | 電話番号維持 |
| 月額 | 約1万1000円 | 660円(税込) |
| 端末 | らくらくホン F-53E | らくらくホン F-53E |
電話番号維持だけを目的にするなら、かなり大きな差です。
「ほぼ使っていない回線」に高額料金を払い続ける状態は、早めに見直した方がよいと思いました。
ただし、高齢者のスマホ運用は別問題だった
料金面は改善できました。
しかし、母親が電話を使いたいと言い出したので、らくらくホンを母へ使ってもらうと、別の問題が出ました。
スマホ操作そのものが難しかったのです。
タップやスワイプ操作が難しかった
若い世代には当たり前でも、高齢者にとってはタップやスワイプは簡単ではありません。
- どこを押せばよいか分からない
- 反応しない
- 意図しない場所を押してしまう
- スワイプ操作が安定しない
「らくらくホンだから簡単」という話ではありませんでした。
本人にとって操作しやすいかどうかは、別問題です。
手順書を作っても想定通りに進まなかった
操作手順書も作成しました。
しかし、誤操作によって違う画面へ移動すると、その時点で手順書が役に立たなくなります。
| 想定 | 実際 |
|---|---|
| 手順書通り進める | 誤操作で違う画面へ移動 |
| 次の操作が分かる | 画面が違うので分からない |
| 本人だけで対応 | 家族サポートが必要 |
紙の手順書は、「想定通りの画面」が前提です。
一度でも違う画面になると、そこで詰まります。
家庭内ITサポートは、想像以上に運用負荷があります。
充電管理も難しかった
さらに、充電管理も課題でした。
充電ケーブルを元に戻さない、充電を忘れるなどで、電池切れになることがありました。
スマホは持たせるだけでは運用できません。
- 充電できるか
- 着信に気づけるか
- 電話に出られるか
- 誤操作から戻せるか
このあたりまで含めて考える必要があります。
結局、固定電話へ戻した
最終的に、母にはスマホではなく固定電話を使ってもらう形に戻しました。
理由は単純です。
固定電話の方が、本人にとって分かりやすかったからです。
固定電話は操作が変わらない
固定電話は、受話器を取る、番号を押す、受話器を置くという昔から変わらない操作です。
スマホのように画面が変わったり、通知が出たり、スワイプしたりする必要がありません。
| 項目 | スマホ | 固定電話 |
|---|---|---|
| 操作 | タップ・スワイプ | 受話器を取る・置く |
| 画面変化 | 多い | 少ない |
| 誤操作 | 起きやすい | 比較的少ない |
| 充電 | 必要 | 不要な機種も多い |
新しい技術が常に最適とは限りません。
高齢者の連絡手段では、「本人が迷わず使えること」が何より重要だと感じました。
mineoへMNPして感じたこと
今回、mineoへMNPしたことで、通信費は大きく下がりました。
電話番号を維持しながら月660円まで下げられたのは、かなり大きかったです。
一方で、高齢者のスマホ運用は、料金とは別問題だとも感じました。
- 本人が操作できるか
- 家族がサポートできるか
- 電話番号をどう維持するか
- 固定電話を残すべきか
このあたりまで考えて、初めて「高齢親の通信環境を整理した」と言える気がします。
格安SIMへ変えれば終わりではありません。
本人が無理なく使え、家族が管理できる形にすることが、一番大事だと感じました。




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