Diffcheckerは安全?無料テキスト比較ツール利用時の注意点をITコンサルが解説

Diffchecker利用時のセキュリティリスク
目次

結論:一般的な文章なら便利、機密情報はWeb版へ貼らない

Diffcheckerは、変更前後の文章やコードをブラウザ上で比較できる便利なサービスです。ただし、顧客情報・契約書・APIキー・障害ログなどを扱う場合は、Web版へそのまま貼り付けない方が安全です。

Diffchecker(diffchecker.com)の公式プライバシーポリシーには、アップロードした文書等に含まれる情報の取得・利用に関する記載がある。一方、公式はDesktop版の比較処理をオフラインで行えると説明している。Web版のすべての入力が送信・保存されるかは、今回確認した資料だけでは判断できない。機密文書は、利用機能と社内規程を確認して扱いたい。

扱う内容おすすめ理由
公開済み文章・ダミーデータWeb版でも可手軽に差分を確認できる
個人情報・顧客情報ローカル型外部サービスへ送信しない構成を選びやすい
契約書・設計書・障害ログ社内承認済みのローカル型NDAや社内規程への対応が必要
APIキー・パスワード比較ツールへ入力しない漏えい時の影響が大きい

Diffcheckerとは

Diffcheckerは、2つのテキスト、ファイル、画像などの違いを見つける比較サービスです。Web版はインストール不要で、文章を左右に貼り付けるだけで追加・削除・変更箇所を確認できます。

  • 修正前後の文章やHTMLを比較する
  • 設定ファイルやプログラムコードの変更点を確認する
  • ChatGPTで作成した文章の改稿前後を確認する
  • ログの差分から状態変化を探す

DiffcheckerのWeb版は安全なのか

ここで扱うのはDiffchecker(diffchecker.com)で、似た名前の別サイトの説明は含めていない。今回確認した公式資料では、Web版の通常のテキスト比較について、入力内容が必ず送信されるか、端末内だけで処理されるかを特定できなかった。保存・共有などの機能を使う場合も、利用前にデータの扱いを確認したい。

公式プライバシーポリシーには、アップロードした文書等に含まれる情報の利用、サービス提供者との共有、必要な期間の保有について記載がある。ただし、これだけで「貼り付けた全文が必ず保存される」「第三者へ必ず渡る」とは言えない。通常比較の保存期間や、入力内容への第三者アクセスの具体的範囲は今回未確認だ。エンドツーエンド暗号化の対象機能も確認できていないため、機密文書を入力してよい根拠にはしない。

顧客情報、契約書、障害ログ、APIキーなどは、外部へ出してよい情報かを先に確認する。判断できなければWeb版へ貼らず、不要情報を除去したうえで、社内で許可されたローカル型を検討したい。最新条件はDiffchecker公式プライバシーポリシーで確認してほしい。

Web版とDesktop版の違い

Diffchecker公式は、Desktop版ではファイルを端末内で比較でき、比較処理はオフラインで動作すると案内している。これは公式の製品説明であり、今回通信を測定した結果ではない。ライセンス認証や更新を含む全通信、すべての追加機能の扱いは未確認なので、「アプリが一切通信しない」とまでは保証できない。機密文書を扱う前に、利用する機能、社内規程、保存先や同期設定を確認したい。

項目Web版Desktop版
利用方法ブラウザWindows・macOS・Linuxへインストール
手軽さ高い導入が必要
処理場所オンラインサービス公式説明では端末内
機密データ入力前に十分な確認が必要社内規程と契約条件を確認して利用
料金無料のBasicプランあり有料プラン・試用版

Desktop版の対応環境や料金は変更される可能性があります。導入前にDiffchecker Desktop公式ページで確認してください。

比較ツールへ入力しない方がよい情報

  • 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報
  • 顧客情報、契約書、見積書、社外秘資料
  • APIキー、パスワード、アクセストークン、秘密鍵
  • IPアドレス、サーバー名、ネットワーク構成
  • ユーザー情報を含む障害ログや操作ログ
  • 公開前のソースコードや設計書

パスワードや認証情報の管理方法も見直したい場合は、パスワード管理アプリ5選の比較記事も参考にしてください。

安全に比較するための5項目チェックリスト

1. 外部送信してよいデータか確認する

公開情報か、社外サービスへの送信が許可された情報かを最初に確認します。業務データでは社内規程や委託契約も確認してください。

2. 個人情報と認証情報を削除する

氏名、メールアドレス、顧客番号、APIキー、パスワードなどを比較前に除去します。

3. マスキングまたはダミーデータ化する

IPアドレスは「xxx.xxx.xxx.xxx」、メールアドレスは「user@example.invalid」のように置き換えます。差分確認に不要な実データは残さないことがポイントです。

4. 機密性が高ければローカル型を使う

WinMerge、VS Codeの比較機能、Git diff、Diffchecker Desktopなど、端末内で処理できる選択肢を検討します。

5. 比較後の共有方法も確認する

比較結果の共有URLやエクスポートファイルにも元データの一部が含まれる可能性があります。共有範囲と保存先まで確認してください。

Diffchecker・WinMerge・VS Code・Git diffの使い分け

ツール向いている用途特徴注意点
Diffchecker Web公開可能な文章の簡易比較インストール不要機密情報を貼らない
Diffchecker Desktop文書・PDF・画像などのオフライン比較公式説明では端末内で処理利用プランと社内規程を確認
WinMergeWindowsでのファイル・フォルダー比較無料で利用しやすい機密データの保存場所に注意
VS Codeコードや設定ファイルの比較エディター内で完結拡張機能や同期設定を確認
Git diffバージョン管理中のコード履歴と変更点を追跡しやすいリポジトリへの秘密情報混入を防ぐ

家族やチームで認証情報を共有する場合は、比較ツールへ貼り付けるのではなく、専用の共有機能を使う方が安全です。具体的な運用例は1Password Familyの管理方法で解説しています。

ChatGPTで作成した文章を比較するときの注意点

ChatGPTで修正した文章をDiffcheckerで比較すると、変更箇所を短時間で確認できます。一方、同じ機密情報を複数の外部サービスへ送信する構成にならないか注意が必要です。

  • 比較に不要な顧客名や案件名を削除する
  • ログやソースコードから認証情報を除く
  • 社内で許可されたAI・比較ツールだけを使う
  • 機密性が高ければローカル環境で比較する

よくある質問

Diffcheckerへ入力した情報は必ず保存されますか?

利用形態や機能によって扱いが異なるため、「必ず保存される」「一切保存されない」と一律には断定できません。Web版の利用前に最新の公式プライバシーポリシーと利用条件を確認してください。

無料版なら機密情報を貼っても大丈夫ですか?

無料・有料にかかわらず、機密情報をWebサービスへ送信してよいかを確認する必要があります。顧客情報、認証情報、契約書などは貼り付けない方が安全です。

最も安全な比較方法は何ですか?

機密データでは、ネットワーク送信を行わず、組織が許可した端末内ツールを使う方法が有力です。ただし、端末の暗号化、アクセス権、バックアップ、同期設定なども含めて管理してください。

まとめ

Diffchecker Webは、公開可能な文章やダミーデータを素早く比較する用途に便利です。ただし、公式プライバシーポリシー上、アップロードした文書やコンテンツが処理対象となり得るため、機密情報をそのまま貼り付ける運用は避けましょう。

個人情報・契約書・設計書・障害ログ・認証情報を比較する場合は、不要情報の削除とマスキングを行い、必要に応じてWinMerge、VS Code、Git diff、Diffchecker Desktopなどのローカル型を選択してください。

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