WordPressは標準的なサービスとして様々な機能を提供してくれています。
ブログ記事を綺麗なWEBページとして表示してくれて、トップページやフッターページをパーツとしてデザインできたりもします。
そのような標準的なサービスの機能をさらに拡張して使い易くしてくれるプラグインが存在します。
これらのプラグインを利用することで、一からWEBページを作りこまなく新しい機能が簡単に手に入ります。
そういったWordPressのサービスを拡張してくれるプラグインを今回はご紹介したいと思います。
こんな方に読んでいただけると参考になるかと思います。
- WordPressのサービスを拡張してくれるプラグインにはどんな機能があるのかを知りたい方
- WordPressのサービスを拡張してくれるプラグインで実際に有効なプラグインはどれなのかを知りたい方
- WordPressのサービスを拡張してくれるプラグインにどの様なプラグインを選定すればよいかわからない方
ただし、SNS連携機能もこのプラグインの部類に入れているのですが、SNS連携機能は別の記事でご紹介しているので今回は割愛しています。
SNS連携機能を提供してくれるプラグインについて詳しく知りたい方は以下を参照願います。
そもそもWordPressのプラグインにはどのような機能があるのか知りたい方は以下を参照してください。
それでは早速おすすめのプラグインをご紹介していきたいと思います。
■目次(読みたいタイトルをタップ、クリックすることで移動できます)
おすすめのプラグインのご紹介
サービスを拡張してくれるおすすめのプラグインは以下の5個です。
- Contact Form 7
- Flamingo
- WP Sitemap Page
- Easy Table of Contents
- WP Multibyte Patch
これらのプラグインはものぐさSEが実際に使用しているおすすめのプラグインです。
でも自分が使っているだけじゃ本当にいいかどうかわからないですよね。
なぜこれらのプラグインをおすすめするのかをご説明していきたいと思います。
これらのプラグインをおすすめする理由
WordPressのサービスを拡張してくれるプラグインの機能を整理すると、サービスにどのような機能を拡張する必要があるのかの傾向がわかります。
ですので、そのプラグインの機能について整理して、それぞれの機能にフォーカスしてプラグインを比較していきたいと思います。
そして自分が考える独自のプラグインの評価基準と合わせてプラグインを比較することで、ベストなプラグインを選定することが可能となるということです。
各機能の説明
それでは、それぞれのプラグインの機能についてご説明していきたいと思います。
用語集
これは、閲覧者がよくわからないであろう単語についての用語集を作ってくれる機能です。
こういった用語集のようなサービスがあると、閲覧者への満足度があがると思います。
ただ使ってみると分かるのですが、全ての用語集を作るとなると大変ですし、ブログ的にはその場で何回も説明した方が親切であったりもしますので、そこまで必須の機能ではありません。
WEBサイト的にきっちり作りこみたい場合は導入した方がいいと思います。
問い合わせ
こちらは、問い合わせ用のフォームを簡単に作成し設置することが可能となる機能です。
Google Adsenseでも設置していないと申請が通らなかったりします。
商用でブログを運営する場合は必須の機能となります。
サイトマップ
こちらは、Google等の検索ロボットが閲覧するXMLサイトマップとは違って、閲覧者がサイト全体を俯瞰してみることができるサイトマップを提供する機能となります。
実際にはURLの一覧を表示する形となりますが、一から作成するよりは確実に楽になります。
こちらも必須の機能と言っていいと思います。
まずはサイトマップを設置しておくことで、メインメニューを埋めることができるのでおすすめです。
目次表示
こちらは、タイトルから目次を自動的に作成して表示してくれる機能となります。
字数が多い記事や後ろの方にメインコンテンツがある場合でも、目次があることでこの記事の要約を見ることで何が記載されているのかを容易に理解でき、目的のコンテンツへすぐに移動することが可能となります。
こちらもほぼ必須の機能と言っていいと思います。
マルチバイト対応
こちらはほとんど意識することが無い機能だとは思いますが、標準のWordPressでは日本語等を扱う場合に不具合が発生したりします。
そういった日本語のようなマルチバイトのデータを扱う場合でも不具合を解消してくれる機能となります。
何も言わずに黙って導入する必須の機能となります。
プラグインの比較選定基準
プラグインの選定については、基本的に以下の観点で比較し選定していきたいと思います。
WordPress.orgの公式ホームページ上に登録されているか
公式ホームページ上に登録されていることで、一応は審査されているプラグインとなるのである程度信頼できるプラグインかどうか判断できます。
評価の星の数が多いか
公式ホームページ上で利用しているユーザーの評価者の数と評価の星の数が表示されています。
なるべく多くの評価者が高い星の数を付けているプラグインを選びます。
アクティブダウンロード数が多いか
公式ホームページ上で利用しているユーザのダウンロード数がわかります。
ダウンロード数が多いプラグインの方がユーザーに支持を得ていると推察できますので、なるべくダウンロード数が多いプラグインを選びます。
最新バージョンと互換性があるか
WordPress本体の最新バージョンに対応しているかを確認します。
WordPress本体のバージョンが上がっているにもかかわらずプラグインの対応がなされていない場合は、そのプラグインはあまり更新されておらず、バグ修正もあまりなされていない可能性があります。
ですので、WordPress本体のバージョンに対応しているプラグインを選びます。
日本語対応しているか
やっぱり設定ページの文言等は日本語で表記されている方が分かり易いです。
なるべく日本語対応されているプラグインを選びます。
プラグイン比較
それでは機能と評価基準からそれぞれのプラグインを比較していきたいと思います。
機能と評価基準をもとにしたプラグイン比較一覧
実際に機能と評価基準から抽出した比較項目をもとに比較一覧表にしてみました。
プラグイン比較表(その1)
プラグ イン名 | CM Tooltip Glossary | Contact Form 7 | Flamingo | Contact Form by WPForms |
---|---|---|---|---|
用語集 | 〇 | × | × | × |
問い 合わせ 関連 | × | 〇 | 〇 | × |
サイト マップ 表示 | × | × | × | × |
目次 表示 | × | × | × | × |
マルチ バイト 対応 | × | × | × | × |
公式HP 登録 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
評価数 | 114 | 1347 | 81 | 2524 |
評価の 星の数 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 5 |
アクティブ ダウン ロード 数 | 8,000+ | 1,000,000+ | 300,000+ | 1,000,000+ |
最新 バージョン との互換性 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本語 対応 | × | 〇 | 〇 | × |
総評 | △ | 〇 | △ |
プラグイン比較表(その2)
プラグ イン名 | WP Sitemap Page | Easy Table of Contents | WP Multibyte Patch |
---|---|---|---|
用語集 | × | × | × |
問い 合わせ 関連 | × | × | × |
サイト マップ 表示 | 〇 | × | × |
目次 表示 | × | 〇 | × |
マルチ バイト 対応 | × | × | 〇 |
公式HP 登録 | 〇 | 〇 | 〇 |
評価数 | 142 | 35 | 20 |
評価の 星の数 | 5 | 4.5 | 5 |
ダウン ロード 数 | 200,000+ | 30,000+ | 1,000,000+ |
最新 バージョン との互換性 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本語 対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
総評 | 〇 | 〇 | 〇 |
比較結果
WordPressのサービスを拡張するプラグインを比較した結果としては以下の通りです。
まず、プラグイン自体の数としてはそんなに多くありませんでしたし、全ての機能を網羅したような機能はありませんでした。
自分のブログで必要な機能を提供してくれるプラグインを素直に導入すればよいかと思います。
それではそれぞれの機能にフォーカスしてプラグインを評価していきます。
「CM Tooltip Glossary」ですが、こちらは用語集を簡単に作成できる機能を提供してくれるプラグインとなります。
ただ作りこむのに結構大変なのと、ブログの場合はその都度説明文を入れた方が親切だと思うのであまり導入をおすすめする機能ではありません。
アクティブダウンロード数もあまり多くないので、そんなに広く使われていないことがわかります。
よって総評を△としました。
「Contact Form 7」ですが、こちらはお問い合わせ用のページ(コンタクトフォーム)を提供してくれるプラグインとなります。
お問い合わせページに入力され送信された内容は、通常ではメールで送信されてどこにも記録されない(メール障害が発生している場合はそのお問い合わせ内容が消えてしまう) のですが、同じ開発者が提供している「Flamingo」というプラグインと一緒に使用することでお問い合わせ内容がデータベースに記録されるようになります。
日本語対応されていてアクティブダウンロード数も多く評価も高いです。
総評を〇としました。
「Contact Form by WPForms」ですが、こちらもお問い合わせ用のページをGUI上で作成できる機能を提供しているプラグインです。
アクティブダウンロード数も多いのでいいとは思いますが、日本語対応されていないので使いなれるまでに時間がかかると思います。
「Contact Form 7」を使っていて満足できない場合はこちらを選択するといいかと思います。
総評としては△としています。
「WP Sitemap Page」ですが、こちらはサイトマップを表示する機能を提供してくれるプラグインとなります。
日本語対応されていてアクティブダウンロード数もそれなりに多く、評価も高いです。
総評を〇としました。
「Easy Table of Contents」ですが、こちらはタイトルから目次表示機能を提供してくれるプラグインとなります。
日本語対応されていてアクティブダウンロード数もそれなりに多く、評価も高いです。
これは使っていて便利だと実感しています。
総評を〇としました。
「WP Multibyte Patch」ですが、こちらはマルチバイト対応を行ってくれるプラグインとなります。
デフォルトで最初からダウンロードされていると思いますので、何も言わずに有効化するプラグインとなります。
総評を〇としました。
まとめ
今回の比較結果として、WordPressのサービスを拡張してくれるおすすめプラグインは以下の5個となりました。
- Contact Form 7
- Flamingo
- WP Sitemap Page
- Easy Table of Contents
- WP Multibyte Patch
要不要論が飛び交うかもしれませんが、あくまでもものぐさSEが比較して便利だと感じるプラグインとなっていますので、不要と思うプラグインは割愛してもらっていいと思います。
WordPressのサービスを拡張してくれるプラグイン導入の参考にしてください。
最後に、全体的なWordPressのおすすめするプラグインについて知りたい方は以下でまとめて紹介していますので参考にしてください。
今回おすすめしたプラグインについて
今回おすすめしたプラグインの公式ホームページへのURLを載せておきますので、よろしかったらどうぞ。